ブランド鯛の明石のマダイ。
潮流が速いところで育ったマダイは身がしまりおいしい!
しかも釣ってその日にすぐ食べられるのは釣り人の特権ですよね?
釣り方はいろいろありますが、人気なのがタイラバ。
ルアーフィッシングの一種で漁具から発展したと言われています。
落として巻くだけですが、かなり奥が深い。
同じ船に乗っていても、うまい人とそうでない人で釣果の差がはっきり出ます。
明石でマダイを釣ってみたい、タイラバをやってみたいと思ったあなた、いつ始めるか?
自分の失敗談も含めて、おすすめの時期をお伝えします。
マダイの適水温からみた釣りの時期
マダイは15℃~25℃が適水温で(18℃~28℃とも)、12℃以下になると摂餌をしなくなり、8℃以下で死ぬと言われています。
タイラバ船の船長さんと話すと、水温15℃が釣果安定の目安と言ってましたので15℃を基準にしていいと思います。

大阪湾の年間海水温を見てみましょう。
例年12月に15℃を割りこみ、2月に最低の9~10℃を記録し、4月に再び15℃を超えます。
もう少し細かく見てみましょう。
15℃を超えてくるのが平年値で4月下旬。
2024年だと初めて15℃を超えたのが4月22日で、海水温が15.33℃でした。
水温が15℃を割るのが平年値で12月中旬。
2024年だと初めて15℃を下回ったのが12月21日で、海水温が14.95℃でした。
釣れる確率を上げることを考えると、釣りに適した時期は
5月~12月中旬
ということになります。
釣り人目線ではどうか?
マダイの適水温という観点から、釣りの時期は5月~12月中旬に絞れました。
ここからは釣り人目線で考えてみます。
冬はやめときましょうという話です。
12月 マダイは釣れるには釣れる ただ風が強い
12月、天気予報でよく聞く西高東低の気圧配置になり始め、北~北西の風が強く吹きます。
風が吹いて波が高くなると中止になる日も多くなります。
出船できたとしても船が走るだけで潮かぶります。

こんな感じで波が高く、船が揺れます。
波が高くて船が揺れたら、巻きが安定しません。
タイラバで必要な等速巻きがしづらくなります。
タイラバ船の船長さんと話すと、強風の日は風裏でじっとしないといけないし、海峡筋に出ても船を立てるのが精一杯の時があり、理想の流し方がやりにくいと言っていました。
北西風の風裏となると淡路島の北東、岩屋沖まで船を走らせることになります。
明石海峡を縦断するのに潮かぶりまくります。
釣りを始める前にまあまあ心が折れます。
失敗談 こんな時期に始めなきゃよかった
実は、自分がタイラバを始めたのは12月なんです。
他の釣りもののシーズンが終わってまだ釣れてるってことでやってみたんですが
始める時期が悪すぎました。
自宅から一番近い船宿を探し、タイラバで有名な船宿で初心者歓迎ってHPで書いてました。
これなら釣らせてくれるやろと期待。
予約の時に「タイラバ初めてです」って言って予約。
でも、いざ乗ってみたら船長も中乗りも全然教えてくれません。
船長が「こっちの船の客、全然釣りよらん」と他の船と無線で話してるのが丸聞こえ。
アタリもないパーフェクト坊主やし、寒いし。
レンタルタックルやったんですけど、PEラインを継ぎ足しで使っててコブだらけ。
リールガイドに引っ掛かるたびにアタリか?って勘違い。
踏んだり蹴ったりでした。

景色だけはいい!笑
ちなみにそれ以降その船乗ってません。
みなさんがお客さんですし、他に船宿がいっぱいあります。
自分と相性のいい船宿を選べばいいと思います。
ちなみに1月はどう? 12月からさらに寒くなり、活性も下がりだす
例年、1月中旬までは釣れると言われています。
1月中旬やと海水温はまだ12℃くらいあるので、マダイも餌を食べるんでしょう。
でもアタリは確実に減ります。
極寒の海の上で、活性の低いマダイを狙って、仕掛けを巻いては落とすを約6時間繰り返す、という苦行を初めての人がやりたいと思うでしょうか。
自分は12月に初めて乗った後、正月明けにリベンジしようと思って乗りました。
太陽が出て暖かいだろうと考えて午後便。
あきらめが悪い 笑
しかもその船は、インスタグラムで鯛が並んでいる画像をよく投稿してました。
これなら自分も釣れるんちゃうかと期待して乗ったわけです。
結果は案の定パーフェクト坊主 笑

やっぱり景色だけはいい!笑
しかも、太陽上がってても寒いもんは寒いし、他のお客さんのタバコの灰が飛んでくるし、艫側(船尾)で船の排ガス浴び続けるし、レンタルタックルは着底前にラインが全部出てしまって底が取れないというカオスっぷり。
この船もそれ以降乗っていません。
船宿はよく選びましょう。
SNSの釣果投稿を勘違いしない
鯛を並べて今日の釣果は何枚!と書いてあるインスタ投稿がありますよね?
5匹×5匹とかで綺麗に並べて大漁っぽくしているアレです。
例えば、釣果25枚やとします。
船に乗っているのが10人とか12人とかで1人2匹は釣れてる!と思うでしょ?
違います。
船に乗った全員が釣れてるわけではありません。
うまい人が1人で10枚釣ってたりするんです。
坊主の人も当然います。
インスタ投稿を見て自分も必ず釣れるなんて思わないよう注意しましょう 笑
パーフェクト坊主続きのその後 フツーにあたるし釣れる!
ちなみに、正月明けに乗った後、その年の5月上旬に久しぶりにタイラバ船に乗りました。
45cmを筆頭にキープサイズのマダイが3匹釣れました。
冬のパーフェクト坊主続きは何やったんやと拍子抜けするくらいアタリがありました。
その4か月間まったく釣りに行ってないので、自分の技術が向上したわけではありません
時期が違うだけでこんなに変わります。
5月以外のハイシーズンはどう?
5月以外はどうなのか?
適水温の範囲内なら釣れる確率は高いです。
水温が下がる前でしかも北西風が強くならない11月までの間はハイシーズンです。
ただ、10月や11月に始めたらハイシーズンがすぐ終わって5月まで我慢することになります。
せっかくタイラバ始めて楽しくなってきたのに苦行の冬に突入してしまいます。
夏は暑すぎて釣り人側がダメになるかもしれません。
オフショアに慣れる意味でも、シーズンを長く楽しむ意味でも、5月から始めるのがオススメ。
まとめ 5月から始めましょう!
というわけで、明石でタイラバを始めるなら12月~4月は避けましょう。
5月からスタートさせるのがベスト。
そうでなくても必ず5月~11月のハイシーズン中に始めればいいと思います。
いっぱい釣っておいしいマダイを味わいましょう!
ほなまた!